Adobe illustratorのアートボードについて

Adobe illustratorでは、ファイルを新規作成すると「アートボード」という部分が現れます。アートボードは、線図を出力(印刷や書き出し)できる領域で、通常はここに図面を作成していきます。1つのファイル(ドキュメント)に多数のアートボードを設定することも可能です。

下記画像は、左にA4サイズ、右にA3サイズのアートボードを設定した例を示しており、この場合、例えば、A4の領域だけを、あるいはA3の領域だけを、あるいは両方を印刷することができます。また、保存や書き出しする際も領域毎に指定できます。

さらに、このアートボードの調整とサイズの最適化により、出願ソフト用の特許図面等のイメージデータを、「イメージファイルの規定」の範囲において狙いの画素密度と一致するよう、illustratorから直接書き出すことが可能です。その他、初回納品用(お客さまチェック用)に図番(【図1】のような文字)を左上に入れたPDFファイルを書き出すことも可能です。

以上、Adobe illustratorの「アートボード」の簡単なご紹介でした。

ご参考になれば幸いです。最後までお読み頂き、ありがとうございました。

なお、オグチ・ドゥローイングは、今後も、作図の品質はもちろん、納品するデータの品質向上にも努めて参ります。