穴を指す引き出し線の例をご紹介します。
図(a)のように、穴から引き出し線を引くことによって、穴が符号11であることがわかります。ただ、この場合、厳密には引き出し線の先端には何も無いので、引き出し線が穴の空間部分を指しているのか、引き出し線が穴の壁等を示しているのかが分かりません。
もし符号11が、穴の壁(内周面)を指すことでよい場合(これが一般的であると思いますが)、図(b)のように、穴の円に引き出し線の先端をくっ付けると明瞭になります。
もし符号11が、穴の壁ではなく、穴の空間部分であることを強調したい場合、表現方法は一つではありませんが、例えば、図(c)のように、引き出し線の先端を円よりも、はっきりと内側に位置させ、小さいドットを付けておくのが一案と思います(ドットを付けることにより、この図面では、意図的に敢えて空間部分を指していることを強調)。
なお、引き出し線の描き方には、お客さまそれぞれ、あるいは、ご案件毎にお考えや意図があると思いますので、これらは一つの単なる参考例として、お読み頂けたら幸いです。もちろん、当方では、お客さまから頂いた下図に忠実に(下図通りに)引き出し線を描くのが、基本です。
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