illustratorで線を切断(カット)したいときは、はさみツールを使いますが、図全体を、分割するように切断する場合には、ナイフツールを使います。ここでは、文字(「CUT」)を線状に切断する例をお示しします。
まず「CUT」を文字入力した後、そのアウトラインを形成します。次に、アウトライン化した文字を選択し、その状態で、ナイフツールのナイフ(カーソル)で線を引くようにマウスを移動させて、切断していきます。
(a)は波形の線状に切断した例、(b)は真横に直線状に切断した例、(c)は斜めに直線状に切断した例、(d)は放射状に切断した例です。ナイフツールの優れた点は、線状に切断できると同時に、その切断した部分に自動的に線が描かれることです。これにより、物体を本当に分割したようなイメージになるので、作図上とても便利です。なお、直線状に切断する際はAltキーを押しながら行います。
以上の例では、文字を切断しましたが、通常の作図では、やはり図形の切断が多いです。文字を切断するということが意外と少ないので、あえて文字の例をご紹介してみました。
参考までに、写真等の切断は、様々な方法がありますが、例えば、二番目の画像(ドーナツを半分にした写真)のように比較的単純な分割には、「画像の切り抜き」などを使うのが楽です。
以上、簡単ではありますが、図の切断方法のご紹介でした。最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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