【断面が円形の物の作図】
円管状のホースやパイプなど、断面が円形の物体は、球体をイメージすることで作図できます。
図(a)は、ドーナツ状の物体の等角投影図です。ドーナツの外側の輪郭と、内側の穴の輪郭の線は、意外とイメージしにくい線だと思いますが、ドーナツの断面は、常に円形であることを考えると、図(b)のように、ドーナツは、一つの鉛直線を中心に、球体を回転させた軌跡で形成されていることが分かります。
このように考えると、外側の輪郭と、内側の穴の輪郭の線がイメージし易くなり、illustratorでもフリーハンドでも、ドーナツ状の物体を描くことができるようになるのではないでしょうか。これは、曲がったホースやパイプを描くときも同様です。
なお、3DCADを使えば、このような形状を簡単に描くことが可能であることは言うまでもありませんが、手書きや2次元のドロー系ソフトで、ドーナツをサッと描ける方は、どのような物であっても、概ねの形状を2次元で描ける方ではないかと思います。
以上、簡単ですが、断面円形の物の作図例でした。最後までお読み下さり、ありがとうございました。
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