符号のチェックの仕方には、PC上で行う場合も含め様々な方法があり、図面の内容に応じて変えてもいますが、ここでは、最も簡単で確実な方法をご紹介致します。
例えば、左に元図(お客さまの下図)を置き、その右にトレース後の図面を並べ(共に紙ベースで)、蛍光ペンを使って、<元図の1つの符号を塗る>→<それに相当するトレース後の図面の1つの符号を塗る>、この作業を、元図の符号全てについて行います。
この例では、左の元図の符号31を塗ったあと、右のトレース後の図面において符号31が無いため、この抜けていた「~31」を赤いボールペンで手書きで加筆しています。全てのチェックを終えたら、赤字のボールペンの部分を見ながら、PC上で実際の図面を加筆・修正します。なお、もし、右のトレース後の図面に、塗られていない符号があるときは、不要な符号が誤って記載されていることになります。
以上、既にやられている方も多いとは思いますが、符号をチェックする方法のご紹介でした。なお、当方では、符号チェックの際に、合わせて引き出し線の位置もチェックするようにしています。また、内容にもよりますが、符号が極めて多い場合は、2番目の画像のように、符号の誤記をより確実に防ぐため、符号入れの段階で「符号のみを一気に」入れてしまう(引き出し線はその後に一気に描く)のも、1つの有効な方法であり作業効率も上がります。ただし、どの方法も結局は手段であり、チェックする人が、決められた正しい手順で集中して行うかが大切かと思われます。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
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