公報における図面の大きさ

特許図面では、BMP形式又はGIF形式の白黒2値の図面の場合、図面の大きさが公報の最大サイズ(170mm×255mm)の4分の1より大きいと、下記画像のような感じで、元の図面が公報では4分の1に縮小されます。このため、白黒2値化による線図の精度低下に加え、この縮小も考慮して、元の図における線の太さや、文字の大きさを設定する必要があります。ご参考までに(線と線の隙間や線の混み具合など図面の内容にも依りますが)、当方では、通常、元の図の線の太さは約0.2mm以上、文字は少し余裕をみて16ポイント以上(ゴシック系)を基本にし、かつ、作図内容に応じて臨機応変に対応しております。また、元のイメージファイルで余白を大きくとりすぎると(イメージのサイズに対し、線図が極端に小さい場合)、公報で縮小された線図が視認困難になりますので、イメージファイルの書き出し等には、注意が必要です。なお、JPEG形式についても同様な縮小がなされます。
一方、図面の大きさが公報の最大サイズ(170mm×255mm)の4分の1より小さい場合は、縮小されません。このため、最大サイズの4分の1よりも大きい図面と、小さい図面とが混在する場合、図面によって縮小されたり縮小されなかったりすることが生じます。当方では、このような縮小を考慮するのはもちろん、特別なご要望がある場合を除き、元の図面において各図のイメージファイルの大きさ(例えば、GIFの場合の画素密度400dpiに相当)がきちんと統一され、文字の大きさも図面間で揃うよう、イメージファイルを作成しています。
以上、簡単ではありますが、公報における図面の大きさについて、でした。ご参考になれば幸いです。最後までお読み下さり、ありがとうございました。

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