平素は格別のお引き立てにあずかり、誠にありがとうございます。
3月も平日は月曜日を残すのみとなりました。今月も大変お世話になり、ありがとうございました。
さて、今回は、久しぶりにillustratorの機能を紹介します。illustratorには、オブジェクトを自由に変形するための「エンベロープ」という機能があります。下記画像は、(a)のような網目のオブジェクト をエンベロープで変形させる例を示しています。まず(b)で示すように、赤い格子で示すメッシュをオブジェクトにかけます。次に、オブジェクトが目的の形になるように、このメッシュの各交点(アンカー)や、そのアンカーのハンドルをマウスで操作します。これにより、(c)のように変形したオブジェクトを得ることができます。ここでは、ボールが当たって変形したオブジェクト(野球のバックネットみたいなもの) を描いてみました。アンカーの移動やハンドルの操作は、慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、ペンツールのスキルがあれば、さほど難しいものではありません。エンベロープは、特許図面でも意匠図面でもよく使っており、特に、立体的なメッシュ模様の物品の作図にとても有効です。なお、エンベロープには、上記メッシュでの作成の他、オブジェクトを最前面の任意の図形に合わせて変形させたり(最前面のオブジェクトで作成)、あるいは、設定されたスタイルへいきなり変形させたり(ワープ)することも可能です。
以上、簡単ではありますが、illustratorの「エンベロープ」のご紹介でした。
既に、新年度からの作図生活も立て込むことが予想されており、納期や外出、不定休等でまたご不便をおかけすることもございますが、一図一図、一画像一画像、精一杯丁寧に仕上げて参りたいと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
そして、皆さまの今後のさらなるご発展をお祈り申し上げます。寒暖定まらぬ時節柄、ご自愛ください。
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